今の時代に合わない練習方法。

綺麗な手

小さな生徒さんの手の形を直すか直さないかと言うのは、議論される事だと思います。

私の教室でも、昔は、あまり扱わなくてもいい部分として捉えていました。

何故なら、曲をたくさん練習する事で、掌の筋肉が鍛えられます。

手のひらの筋肉を鍛える事で、力が入れる事が出来てくるので、指先で演奏出来るようになるんです。

例えば、ツェルニーやハノンなどのテクニックの曲などをたくさん練習する事で、その曲にふさわしい早さで演奏する必要が出てきます。

その為には弾き方を変える必要があります。

この結果、早い段階で指先で演奏しないといけなくなるので、手の形が整ってくるんですね。

昨今の生徒さん事情

ですが、毎日何時間も練習すると言う時間的な余裕が、今の生徒さん達にはありません。

全員の生徒さんという訳ではありませんが、練習出来て、土・日のみと言う生徒さんもいるようです。

ですので、この何時間も練習したり、テクニック本を何冊も使って練習したりという方法が使えなくなってきたので、この練習方法は、もう今の時代には合わないのかなと思うんです。

そこで、ぴぴピアノ教室の生徒さん達には、教本の1巻から少しづつ進める方法ではなくて、基本書シリーズが5冊なら、講師が5冊分の内容を集約した内容を教えながら、【指の形や弾き方】にも最初から気を配ることにしています。

基本的な練習方法としては

小さい子供さん達は、指の使い方が、まだ上手く行きません。
c0b117014458365178346f902209f5e4_s

小さいお子さんは、お箸を握るのが難しいので、力の入れ具合がわからずに鉛筆で字を書くのも難しいですよね。

この場合は字の練習をするのと同時に、力の入れ方が出来て来るので、字を書いて覚えながら、かつ綺麗に書けるようになっていくという事だと思います。

ピアノもテクニック本を使わなかったとしても、基本的にやっぱり曲の練習をしながら、手の形もきちんと直していくというのが合理的です。

ですが、手の形を見直す事が出来るぐらいに、曲を何回も何回も繰り返して練習をするまでの間に、やらないといけない事がたくさんあります。

一度に、1つから10個までの音を一瞬で読んでリズムも一瞬で把握し、鍵盤の位置も瞬時にわかり、使う指も瞬時に把握・動かすをする・・

どれだけ『瞬間理解』をしないといけないか、という事になってきます。

分けてレッスンする

そこで、ぴぴピアノ教室では、2方面から分けてレッスンする事にしています。

まず、曲の音を読んで(=譜読み)その音のリズムを読んで、何回も繰り返せるように弾けるようになるまでの間、簡単な指番号カード等で、別の美日の動きを練習します。

なぜなら、1曲を譜読みした後、その曲がスラスラと演奏できるまでの間は、譜読みという活動をしないからです。

それから、手の演奏フォームを見直しながら、基礎練習も取り入れています。

実際に私のお教室の生徒さんは、長くて、1年たたない間に、自分だけの力で簡単な譜読みをし、指の形も弾き易い指の形になって行くようです。その間は、繰り返し繰り返し根気よくが必要ですが。

最初からこの事をせずに進んできた生徒さんは、2方面ともできずに、楽譜を読むのも困難で、指の形も弾くようには出来ていない、自己流弾きが多いようです。

勿論個人差はありますが、最初って本当に肝心なんだなあと思います。

今日のレッスン

小さい頃からの練習は、自分で気を付けながらたくさんの事をこなす事が出来ないので、ひたすら繰り返す練習が多くなります。

この場合の練習方法は、繰り返していく事で、自然に出来てくるのを待ちます。

これが今までの練習方法でした。

この方法が今の生徒さんには、取れない場合が多いです。

そこで、時間が取れないのなら、ピアノはあきらめてください。というのも一つの方法です。

私の考えは、時間が取れないのなら他の方法を見つけてレッスンしたいと思うんです。なぜなら、育てたいのは、ピアノのエキスパートではなくて、【音楽好きな子供たち】だからです。

音楽が好きで好きでたまらなくて、ピアノを弾くのが大好きな子供たちでいっぱいになるといいなあと思います。